医療政策に関わる提言

 先日クローズドな会食にお招きいただき菅官房長官と初めてお話しさせていただきました。

事前に医療分野に関する政策提言をするようにと主催者の方に言われておりました。

医薬品開発はコストが高く、同じ費用をかけるのであれば回収の確率を高めるために、最大市場である米国を優先的に開発せざるを得ない現実があります。日本でのドラッグラグを最小限にするために、少なくとも希少疾患に関して、医療特区だけでもいいので米国FDAと同じプロトコール、エンドポイントでの臨床試験の実施及び認可を出来ないかを提言させていただきました。日本での患者数の少ない希少疾患であれば、専門家も少数で一部の施設に限られているので特区だけでも、特定病院での認可を先行させても患者さんのためになるのではと思われます。

その他にも、医学的な専門知識を持って国家運営に関わる、英国のChief Medical Officerのような機能を設置することや、医療イノベーション促進、医療費削減のためにpay for service だけでなくpay for valueの導入、特定看護師の導入、遠隔地モニタリングデバイスなど保険負担できない場合の混合診療の一部導入の可能性など複数の政策提言をさせていただきました。

私にとっては大変貴重な機会となりました。 

法政大学にて

2017年10月11日(水)、法政大学人間環境学部の人間環境セミナーにて、「米国医薬品開発とイノベーション」というテーマでゲスト講師として登壇させて頂きました。

18:30からという遅い時間からの授業にもかかわらず、学生300人の定員に対して、聴講希望者が450人にも上ったとのことで、会場は若者たちの熱気であふれ、私も彼らの期待に最大限応えられるよう気合いを入れて挑みました。

窪田製薬ホールディングスとして上場させていただきました

この度、12月6日に窪田製薬ホールディングス株式会社を東京証券取引所マザーズ市場に上場させていただきました。今後は日本企業として、イノベーションをさまざまな医薬品・医療機器の開発と実用化に繋げていけるよう、全力を尽くしてまいります。 

加齢黄斑変性治療薬候補「エミクススタト」の臨床第2b/3相試験におけるトップラインデータについて

加齢黄斑変性治療薬候補「エミクススタト」の臨床第2b/3相試験におけるトップラインデータを発表させていただきました。結果は、残念ながら主要評価項目達成には至りませんでした。この先の数ヶ月で臨床試験データを検証し、加齢黄斑変性に対する開発の方向性を検討してまいります。

当初は6月に発表を予定しておりましたが、昨日明らかになった臨床試験の結果が、望ましくないものであったため、一刻も早く投資家の方々に知らせる必要があると判断し、本日開示いたしました。

臨床試験で大切なこと

臨床試験で大切なこと

臨床試験をスムーズに実施するために大切なことがたくさんあります。それについては、私が連載しているPRESIDENT Onlineでも少し触れています。「創薬の成否を分けるのは、「正反対の才能」を兼ね備えているかどうか」をご覧ください。

アキュセラは欧米の病院と連携して臨床試験を行っており、絶えず我々のスタッフが医療施設とコミュニケーションをとっています。患者さんが薬を飲んでくれているか、カルテに書き損じがないか、データはきちっとエントリーされているか、検査漏れはないか、患者さんが予定通りに通院しているか、 不具合は生じていないかどうかなどを密にモニターしてやっていきます。