加齢黄斑変性治療薬候補「エミクススタト」の臨床第2b/3相試験におけるトップラインデータについて

加齢黄斑変性治療薬候補「エミクススタト」の臨床第2b/3相試験におけるトップラインデータを発表させていただきました。結果は、残念ながら主要評価項目達成には至りませんでした。この先の数ヶ月で臨床試験データを検証し、加齢黄斑変性に対する開発の方向性を検討してまいります。

当初は6月に発表を予定しておりましたが、昨日明らかになった臨床試験の結果が、望ましくないものであったため、一刻も早く投資家の方々に知らせる必要があると判断し、本日開示いたしました。

この治験に関わった患者、医療関係者およびパートナー企業、投資家など応援いただいた関係者の皆様の期待に添える結果が得られなかったことに、CEOとして、眼科医として大変申し訳なく思うとともに、今は事実をお伝えする以上の言葉が見つかりません。

この段階の臨床試験の成功確率は50%程度と言われていましたし、常に自分にも言い聞かせてまいりましたが、実際にこの結果を見たときは正直あまりにショックですぐには信じることができませんでした。

ドライ型加齢黄斑変性の地図状萎縮に対する薬効については統計学的有意差を示せませんでしたが、トップラインデータ以外にも2万ページにのぼる膨大な臨床試験データがございますので、綿密に検証していく予定です。

幸い長期安全性に関して十分なデータベースが構築され、長期的な酵素阻害効果は十分示されましたので、現在手がけております糖尿病網膜症やスターガート病への適応を目指す開発は続けてまいります。

白内障治療薬候補の「ラノステロール」、網膜色素変性症に対する遺伝子治療「オプトジェネティクス」のように、失明疾患に対する革新的な治療薬、医療技術を導入するとともに、自社研究開発を強化して、創業時から変わらない「世界から失明を撲滅する」というミッションのもと、チーム一同、今後とも変わらず取り組み続ける所存でございます。